高校の放送局向け、PA機材マニュアル その1 基本的な機材編

そんなわけで、北海道の放送局の知識と技術の知識の底上げを願って書いてみたのです(棒読み)。


・ミキサー
複数の音源(マイクとかCDとか)の音量を調節しつつ1つの音にまとめてあげる(Mix)機械。
4つの音(≒4ch)しか入力できない簡易的なものから100個近くの音(≒100ch)を入力できる凄まじいものまで、性能も値段も多岐に渡る。
ライブ以外のPAでは8chや16chのものが多く、ライブでは最低でも24chはないと厳しい。代表的なメーカーはYAMAHA,SOUNDCRAFTなど。
・マイク
人の声や楽器、その他の自然音をPA機器で扱うことのできる電気信号に変換する装置、って説明しなくてもわかるよね。
代表的なメーカーはSHURE,AUDIO TECHNICA,SONYなど。
・スピーカー
PA機器の電気信号から元の音波に戻す装置、ってこれも説明しなくていいよね。
代表的なメーカーはEV,YAMAHAなど。
・アンプ
ミキサーから出力された音をスピーカーから出せる大きな音に増幅する機械。ミキサーに内蔵されていることも多い。
ギターアンプと区別するために「パワーアンプ」なんて言ったりする。これがないとPublicに聴かせることは難しい。
代表的なメーカーはYAMAHAと…あとなんだっけ。
・イコライザ
各周波数の音を増幅/減衰させる機械。グラフィックとパラメトリックがある。
前者はパラメトリックに比べ選択できる周波数帯が少ないものの操作がしやすく、ハウリングの消去(音切り、また後日に)や大雑把な音色の調節に用いる。
後者はとてつもなく選べる周波数帯が多く、デジタルのものであればピンポイントで増幅/減衰させることもできる。ただ操作がめんどくさいのでPAではめったに使わない。よほど凝ったライブか、レコーディングの時のイコライジングで使用される程度。
代表的なメーカーは…知らん。